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株式会社 オーリッド 様

専門チャンネル 運用最適化 カテゴリユーザー事例 解説更新日2011/07/06
オススメ企業規模全企業規模 

仮想化、シン・クライアント、先進ITがビジネスを支える基盤
少数精鋭で対応可能な一元運用管理をEMC Ionixで実現

右から/株式会社オーリッド 執行役員 星川 征仁 氏、FS部 課長代理 月俣 佑允 氏
 右から/
 株式会社オーリッド 執行役員 星川 征仁 氏、
 FS部 課長代理 月俣 佑允 氏

データ・エントリー・ビジネスの領域で、画期的なソリューションを確立、日本でトップシェアを誇り、今なお成長を続けるオーリッド。ベンチャー企業として出発した同社だったが、ビジネスの急激な伸びを見せ、そのつどシステムを拡張、それにつれて複雑化が進み、トラブルに見舞われることも多くなっていった。IT運用がそのまま経営に直結するビジネスモデルであることから、同社は創業10年を機に本格的なシステム運用管理体制を整備すること決断。その中核となる基盤を選択するプロセスで、次世代のIT一元運用管理基盤EMC Ionixを選択した。導入から1年半。今では少数精鋭の管理チームによって、物理・仮想環境合わせてサーバ440台規模の情報システムがIonixで一元的かつ安定的に運用されている。




画期的なアウトソーシング手法を確立して急成長

ビジネス・シーンでは、手続きのため申込書や申請書などの帳票に顧客が手書きで記入するケースが多々ある。そのような顧客情報を情報システムで取り扱えるようデジタル化することをデータ・エントリーという。この領域で日本トップのシェアを占めているのが、オーリッドである。同社のソリューションは画期的だ。帳簿画像を意味のない画像ピースのレベルまで分割してセキュリティに配慮し、データ入力の中核工程を高度な生産管理技術を用いながら大規模オフショアセンターで展開。そのため高いコスト・メリットやスピードを発揮でき、まさに他の追随を許さない競争優位性を誇っている。

システム規模拡大に追いつかなくなった運用管理

株式会社オーリッド FS部 課長代理 月俣 佑允 氏
 FS部 課長代理 月俣 佑允 氏

同社の創業は2001年。まずはベンチャー・ビジネスとして立ち上がった。データ・エントリーに必要な情報システムは必要に応じて購入し、その運用管理も当初は担当者が手作業で行っていた。しかし、ビジネスが急激な伸びを見せ、情報システム規模は次々と拡大していく。そうした中、管理の目が届きにくくなり、ネットワーク障害、サーバ障害などに見舞われるようになった。まさに成長に伴う痛みである。同社は顧客ごとにサービスレベル協定(以下、SLA)を締結しており、中には"データ取得後10分で納品"などというケースもある。そこで複雑なシステム障害が発生するとSLAを守れず、既定の報酬を受け取れなくなってしまう。それは同社の収益に直結する重大な問題だった。

一方、同社ではシステム・リソースを有効活用するため早くからサーバ仮想化やシン・クライアント・システムを導入してきた。現在では業務用サーバの8割が仮想環境で、社員用の全デスクトップがシン・クライアント環境で稼働しており、運用管理ニーズが新しい局面に入っていた。

創業から10年、業容拡大によりビジネス・ステージが変化したことを認識、同社は本格的な運用管理体制を整備することを決定した。

能動的な運用管理が可能なEMC Ionixに着目

進められたのは、運用管理システムの導入である。複数の製品を候補に挙げて検討したところ、その多くはサーバなど管理したいシステム機器にエージェントをインストールした上、検知したい「しきい値」を自社で設定することが前提になっていた。しかし、少数精鋭で運用管理を行い、今後も引き続きシステム拡張が予想される同社では、工数のかかる作業は行いにくく、「しきい値」自身も変化していく。そこで着目したのが、次世代のIT一元運用管理基盤EMC Ionix だった。この製品は運用管理に必要なナレッジを内在しており、サービス・インフラにおける問題の根本原因やビジネスへの影響範囲をエージェントレスで自動的に特定できる。また、物理と仮想の混在環境であってもシームレスに一元管理が行うことができる。 

仮想環境が見えるだけではなく管理できる点を評価

株式会社オーリッド 執行役員 星川 征仁 氏
   執行役員 星川 征仁 氏

株式会社オーリッド 執行役員 星川征仁氏は、選択の理由を次のように語る。
「他の運用管理製品はこちらが設定した値に対して応える"受け身"のシステムであったのに対し、Ionixは自分から能動的にシステムのデータを取得しにいって、こちらに知らせてくれるというものでした。人材リソースが十分でなく運用設計に時間をかけられない当社にとってはこの点がありがたかった。また、仮想環境がただ見えるだけでなく、物理環境と同じレベルで安定稼働のため管理できる設計であったことも評価しました」

さらに、同社は案件ごとに仮想環境を構築しては削除するというビジネスモデルを取っているため、その構成が時々刻々と変わる。それをIonixでリアルタイムに把握できることも、システム投資計画を立てる上で有効だった。


サーバ440台を複数拠点で一元的にモニタリング

2009年9月に導入が正式に決定され、情報システム全体への適用がスタートした。現在は、Ionixがコンソールに表示する通知をもとに、これを機に創設された運用管理チームのメンバーが、大分本社やデータセンターなど複数の拠点に分散しながら運用管理している。株式会社オーリッド FS部 主任 神谷綾子氏は、日々の業務の状況を次のように語る。
Ionixが次々上げる通知を見ながら、重要度を判断、メンバーで分担しつつ対応に当たっています。物理・仮想環境を合わせると全部で440台ほどサーバがありますが、この体制になって自席にいながらすべてのサーバやネットワークの状況が把握可能になりました。エンド・ユーザーからシン・クライアントのパフォーマンスなどについて問い合わせがあったときも、具体的なデータを示しながら論理的に説明でき、状況を見て接続サーバを切り替えたりできるのが助かっています」

ビジネスに影響を出さない運用管理が可能に

上/株式会社オーリッド FS部 主任 神谷 綾子 氏、下/FS部 主任 信岡 勉 氏
上/ FS部 主任 神谷 綾子 氏、
下/ FS部 主任 信岡 勉 氏

導入から1年半。一元運用管理基盤としてIonixを活用する効果を星川氏はこう語る。
「顧客や社内ユーザーのシステム利用やビジネスに影響が出る前に状況を把握し、事前に対策を講じられるようになり、運用管理レベルが向上しました。しかも、システムは拡大する一方でありながら、運用管理者を増やさずに分散した拠点からの一元管理が実現できています。
また、システム構成情報の収集により活用度の低いサーバを他に転用したり、正確なデータに基づくシステム投資計画でコストを最適化するのにも役立っています」

株式会社オーリッド FS部 主任 信岡勉氏は、運用管理を担う立場から次のように語る。
「従来は、何かあると原因を特定するのに周囲も巻き込んで大変だったが、今はIonixが切り分けて知らせてくれるので、すぐに対応に当たれます。解決までの時間が半減しました」





個人向けサービスの安定立ち上げにも貢献

同社は2010年、個人向けの新しいデータ・エントリー・ビジネスとして「O-RID KYBER」というサービスを立ち上げた。これは、メモや議事録など手書きのデータを同社のオンライン・ストレージにアップロードすると、内容をデジタル・データ化するというものだ。企業向けのサービスでは案件が発生する時期が特定できるため、システムのサイジングは比較的容易だが、こうした個人向けサービスでは、いつどのくらいのボリュームで案件が発生するか予測することが難しい。そうした中、Ionixでデータを逐次収集して分析することで、サーバやストレージ、ネットワークなどのサイジングを正確に見積ることができた。"サービスを安定的に立ち上げる上で大きく貢献してくれた"と、星川氏は語る。

今後は運用管理のさらなる洗練を志向

株式会社オーリッド FS部 課長代理 月俣佑允氏に今後の方向性を問うと、"さらなる洗練をめざしたい"という声が返ってきた。
「運用管理基盤としてのIonix利用は定着したので、これからは事象それぞれに対して運用管理手順を綿密にフロー化していこうと考えています。拠点も、現在は日本国内のみですが、将来的にはオフショアセンターにも拡張していく予定で、Ionixが持っているエスカレーション機能などもうまく使っていきたいですね」

ビジネス・ステージ上昇を機に、成長を続けながらも少数精鋭でプロアクティブな運用管理が可能な体制を、Ionixで完成させたオーリッド。その先にさらなる発展が待っていることは、今や誰の目にも明らかなところとなっている。

システム構成図

会社情報

社名         :  株式会社 オーリッド
所在地      :  大分県別府市南立石1 区2-2
設立         :  2001年9月28日
従業員数   :  2,217名(2010年12月現在、日本:200名/中国:2,000名/ヴェトナム:2名/シンガポール:15名)
URL         :  http://www.o-rid.com/

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