中核的なコンテンツ・サービス
EMC Documentumの中核的なコンテンツ・サービスにより、リポジトリ・コンテンツの整理、管理、整列、配信といった重要な機能が提供されます。ライブラリ・サービス、セキュリティ・サービス、ワークフロー・サービス、ライフサイクル・サービス、XMLサービスという5つの中核的なコンテンツ・サービスを活用できます。
企業は、EMC Documentum Content Serverを介して中核的なコンテンツ・サービスにアクセスします。EMC Documentum Content Serverは、中核的なコンテンツ管理機能を提供し、その他のEMC Documentumコンテンツ管理製品や拡張サービスの基盤として機能します。サービス指向のオープンなアーキテクチャを基盤として開発されたContent Serverは、業界標準に準拠するとともに、さまざまな既存のオペレーティング・システム、データベース、アプリケーション・サーバ、Webブラウザをサポートします。単独のインストールまたは分散環境で構成されているかどうかにかかわらず、Content Serverは、システム・パフォーマンスを維持しながら、普遍的なアクセスを提供します。
ライブラリ・サービス
ライブラリ・サービスは、次のような複数の中核的なドキュメント管理機能を備えています。
- チェックイン/チェックアウト(ロック):編集権限を持つユーザーによる意図しないバージョンの上書きや互換性のない更新が発生しないようにします。
- バージョン管理:ドキュメントの複数のバージョンまたは他のコンテンツ・オブジェクトの履歴を管理し、必要に応じて以前のバージョンに戻せるようにします。
- 基本閲覧形式:ドキュメントの代替的な表現または他のコンテンツ・オブジェクトを、それぞれ異なる形式、解像度、自然言語で保存します。
ライブラリ・サービスでは、ユーザーまたはアプリケーションの認証およびDocumentumリポジトリ・コンテンツへのアクセス権の確認に関して、包括的な一連のセキュリティ・サービスに依存します。
セキュリティ・サービス
Content Serverは中核的なセキュリティ機能を備えていますが、各企業ではEMC Documentum Trusted Content ServicesおよびEMC Documentum IRM Servicesを使用して、セキュリティをさらに向上させることができます。
中核的なセキュリティ・サービスとしては次のようなものがあります。
- 承認ルール:アクセスや変更が可能なコンテンツを指定します。Documentumプラットフォームでは、オブジェクトの作成時にすべてのリポジトリ・オブジェクトに対して自動的に適用されるアクセス制御リスト(ACL)によって承認ルールを割り当てます。
- ユーザー認証:ユーザー名/パスワードの要求などのオペレーティング・システム(OS)に関する問題、あるいはRSAのWebシングル・サインオンやSecureIDなどのより高度な認証メカニズムに対応します。認可されたコンテンツへのアクセスを許可する前に、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)標準ディレクトリに照らしてユーザーIDが検証されます。
- 監査機能:監査のベンチマークと見なされる米国食品医薬品局(FDA)の21 CFR Part 11規制による厳しい要件を十二分に満たします。
- 暗号化:Content Serverが関連するすべての通信を暗号化することによってセキュリティ侵害を防ぎ、不正なデータ漏洩を阻止します。
ワークフロー・サービス
Documentumワークフローは、リポジトリ・コンテンツに関するビジネス作業とポリシーを自動化します。ワークフローは、プロセスを構成する一連のステップと各ステップで行う処理を表すモデルによって定義されます。ワークフローを使用して、シンプルなプロセスや複雑なプロセスを記述できます。1つずつ順番に行う作業を記述した順次ワークフロー、またはすべての作業を同時に行う並列ワークフローを記述できます。さらに、順次行う作業と並列して行う作業を組み合わせたワークフローも記述できます。
ライフサイクル・サービス
Documentumプラットフォームでは、オブジェクトのライフサイクル全体にわたる変化に伴って、異なる属性とコントロールを指定する定義済みのステージを通じてドキュメントを移動できます。ドラフト、レビュー、アクティブ、廃止などの定義済みのステージを通じたコンテンツ移動に伴い、コンテンツに適用される変更に関するビジネス・ルールは、ライフサイクルによって決まります。一般的にライフサイクルは、手作業のタスクを自動化して一貫した方法でポリシーを適用する場合に使用されます。
XMLサービス
Documentumプラットフォームは、XMLドキュメントを元の形式で管理するための、中核となるXMLサービスを提供します。そして、XMLコンポーネントおよびドキュメント間で、階層構造とリンクを維持します。また、受け取るXMLドキュメントの解析、検証、変換、マッピング、保存を自動的に実行することも可能になります。 Documentumプラットフォームは、XMLタグの付いたコンテンツをDocumentumリポジトリに直接保存し、リポジトリ内でコンテンツを管理するXMLアプリケーションもサポートしています。Documentum XMLサービスは、XMLドキュメントを元の形式で管理するために必要な2つの機能、XMLコンテンツ検証およびXMLチャンキングを提供します。
プラットフォーム拡張
Content Serverの中核的なサービスに加えて、Documentumプラットフォームには、コンテンツの保存、クラス分け、アクセス、配信に関する機能を向上させる、一連の拡張サービスも備わっています。
この拡張サービスとしては次のものがあります。
- Documentum Branch Office Caching Services
- Documentum Content Distribution Services
- Documentum Content Intelligence Services
- Documentum Content Services for EMC Centera
- Documentum Content Storage Services
- Documentum Content Transformation Services
- Documentum ECI Services
- Documentum Reporting Services
- Documentum Retention Policy Services
- Documentum Trusted Content Services
