サーバの仮想化本格導入のためのビジネス継続性 ~CX4とVMwareにおける情報保護手法~ - ベスト・プラクティス紹介 | EMCジャパン | Tech Community

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はじめに

VMware環境は、物理サーバの台数を減らすことができ、コスト面でも運用面でも高い効果を発揮するが、サーバを仮想化しているが故に、バックアップの方法と運用面が課題となるケースがある。
ストレージのローカル・レプリカを利用すれば、非常に効率よいバックアップが行え、しかも迅速なリカバリの環境が実現可能だ。
VMware環境でストレージのローカル・レプリカを利用したバックアップを行う際には、さまざまな注意点があるが、EMCのReplication Managerを使用すると、簡単にバックアップの環境構築が行え、運用も非常に楽になる。
ここでは、VMware環境における最適なReplication Managerの構成を紹介する。

仮想化環境における既存の方法とRMによるバックアップ方法の違い

既存のバックアップ方法は、スクリプトを使ったストレージススクリプト方式が基本だ。この方式の特徴として、差分同期でバックアップを行えることから高速なバックアップが行える。同様にリストアも行えるので、面倒なスクリプトを作成してもこの手法が使われている。しかし、整合性の面では利用しているアプリケーションに依存しており、場合によっては一時的にサービスを停止して作業を行わなければならないこともあり、実際の運用においては不便な面もある。

EMCのレプリケーション管理Replication Manager(以下、RM)では、既存のバックアップ方式の問題点を改善する製品だ。この製品は高速なバックアップとリストア、アプリケーションレベルでの整合性を実現するために2つのバックアップサーバを持つ2段階のバックアップ方式を採用した。1次バックアップは対象の内容を丸ごとバックアップし、2次バックアップとして、別のバックアップサーバをマウントして他のバックアップソフトやメディアにバックアップできる。バックアップ作業には専用のスクリプトを組み必要がなく、簡単にバックアップが行えるほか、アプリケーションレベルの整合性を実現しながらサービスを停止する必要なく作業が行える。また、1次バックアップした内容は数秒でリストアすることができるのも大きな特徴だ。2次バックアップでは、ファイル単位のバックアップが可能なので、より細かいバックアップにも対応できる。

サーバの仮想化本格導入のためのビジネス継続性 ~CX4とVMwareにおける情報保護手法~ 図1

VMWare下のReplication Managerの構成

RMは、アプリケーションデータの整合性に着目する製品であるため、OS領域とアプリケーションのデータ領域を区別して考える必要がある。通常のシステムならば、OS領域とデータ領域とは区別しやすいが、VMWareにおける仮想環境の場合では、データ領域であるRDM、VMFS、OSが搭載された複数の仮想ディスクを含むVMFSの3つに分けて考える必要がある。ここではデータ部分にRDMを使った仮想マシン、同じくVMFSを使った仮想マシン、複数の仮想ディスクを持つ仮想マシンの3つの仮想マシン搭載したシステムを例に挙げて、VMWareで作られた仮想環境におけるRMの構成を紹介しよう。

サーバの仮想化本格導入のためのビジネス継続性 ~CX4とVMwareにおける情報保護手法~ 図2

RDMにあるデータを保護する場合、仮想マシンのOSにRMエージェントをインストールする。そのエージェントがSCSIコマンドを発行し、ストレージ情報を取得し、バックアップを行う。このバックアップ手法は従来の物理環境とまったく同じ手法をとっているので、ひとつ前の世代である5.1.1から利用することができる。

サーバの仮想化本格導入のためのビジネス継続性 ~CX4とVMwareにおける情報保護手法~ 図3

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著者プロフィール

今井 文男
EMCジャパン株式会社 ジャパン・エンジニアリング・センター

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