クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ - 情報インフラストラクチャの仮想化 | EMCジャパン | Tech Community

情報インフラストラクチャの全体最適を行うために必要な、EMCが提供する情報管理に関する最新のテクノロジーをご紹介しています

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仮想化データセンターそしてプライベート・クラウドへ

現在のような経済状態を迎えて、既存のITインフラに対する行き詰まりを感じることが増えてきた。では、新しい発想を持ったスピード感のあるインフラをどうやって構築すればよいのか?
 
既存のデータセンターは、自社で構築していることで信頼性がしっかり確保されている。しかし、複雑すぎる変更が困難というデメリットがあり、既存のデータセンターだけではなかなか許されなくなってきている。柔軟、動的といったクラウド要素が必要になってきたのだ。動きの激しい時代に対応して、どうやってインフラが変化に応じてすばやく対応できるか? 目的のシステムをいかに早く立ち上げていくのか? が重要になってくる。また、このような柔軟・動的なシステムを実現することで効率性とコストダウンが図れる。

クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ 図1

IT管理者から見るとクラウドの後ろにあるものは、外圧に感じるだろう。たとえば、巧みなクラウド・サービスを提供しているGoogleなどを見ていると、自分たちのシステム&IT予算は無駄遣いしているのではないか?と感じてしまうからだ。しかし、尻込みしていても先には進めない。今後はこの外圧に新しい要素を自らが入れて、切り開いていく必要がある。それがプライベート・クラウドだ。これは、自らが選択肢として既存のシステムに加えてクラウドを加えていくという点が大きな特徴となっている。プライベート・クラウドがGoogleやAmazonなどのシステムと大きく違う点として、内部と外部のシステムを融合させる点にある。通常のクラウド環境はユーザー主導で動いており、ITですべてをコントロールできなかったが、プライベート・クラウドでは内部のシステム同様ITを使ってすべてをコントロールできるということが大きな違いになっている。つまり、外部のクラウドに置いたシステムをあたかも社内のサーバで動いているかのように監視・制御できるのだ。これにより、内部と外部のコストを比較しながら最適な方を選択でき、仮に外部に置いたシステムがうまく稼動しない場合は、いつでも内部に戻すことができる柔軟性を確立している。これが、これからEMCが提供していこうと考えているものだ。このようなプライベート・クラウドを実現するためには、お客様の社内のシステムを変革していくことから始めなければならない。これが仮想化データセンターだ。これを実現することで、将来プライベート・クラウド化しやすい環境になる。

クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ 図2

仮想データセンター化に際して問題となるのが、社内のシステムをどこまで仮想化するかということだ。取り掛かりはサーバの仮想化だが、EMCのお客様の中でも全世界で80%のお客様がすでにこのサーバの仮想化を利用されている。ただ、この80%のお客様のほとんどが、軽い処理やアプリケーションに関してのみ仮想化が利用されている。しかし、仮想化とは、本来インフラをひとつに統合していくものだ。そのため、ミッションクリティカルなTier1の部分もひとつのプールとして動かすことが、重要になるのだ。最終的には、ITインフラだけでなく、クライアントPCなどのデスクトップも仮想化しプールに入れる。これにより、休日や夜中などにはリソースが空くので、この間にパッチ処理を行えばCPUの仕様効率も上がる。このように聖域なき仮想化を行うことが、もっとも仮想化のメリットが得られるのだ。

クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ 図3

仮想化データセンターでは、コンピュータ資源、ネットワーク資源、ストレージ資源がそれぞれプール化されていることが特徴だ。この上にある雲の中に隠したレイヤーを経由して、隔離ソースを切り出す。また、各レイヤーのキャパシティを管理しながら最適化を図る。つまり、仮想マシンがサービスレベルに応じて監視・コントロールされるわけだ。これが、将来プライベート・クラウドを実現するために非常に重要になる。

クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ 図4

プライベート・クラウドを実現するためには「選択肢」「コントロール」「効率」の3つの要素が必要になる。この3つの要素はそれぞれビジョンを共有しており、そのビジョンにあわせて次々に製品が登場してきて、相互に連携することでプライベート・クラウドを実現するのだ。

クラウド時代の仮想化データセンター向け最新ストレージ 図5

EMCが提供する次世代ITインフラ

EMCは、仮想情報インフラという形で製品を提供する。この中には大きく分けると4つの要素がある。1つ目は、ここで紹介している「インテリジェント・ストレージ」だ。仮想データセンターでデータをプール化することに適合するのはどのようなストレージなのだろうか? それには大規模な単一のストレージ・プールを作れることが欠かせない。他にも上位群やVMwareなどとの連携も大切だ。2つ目は情報管理だ。これはTier1、2のデータを仮想化するためには、情報管理やデータ保護は不可欠であるからである。3つ目は「リソース管理」だ。快適な運用を行うためには、リソース・コントロール環境をVMware上の実現することが重要なポイントである。最後が「情報セキュリティ」。クラウドでは、外にあるリソースに対してセキュリティをどう担保していくかが大きな問題になる。EMCでは関連会社であるRSAのテクノロジーを活用してこれを実現する。

プライベート・クラウドのテーマは、動的・柔軟ということだ。クラウドOSとしてのVMwareは、動的にCPUを速くしたり、リソースが足りなくなれば空いているIAサーバを持ってくるなどの、動的・柔軟に対応している。ネットワークは、N2レイヤーを使ったユニファイド・ネットワークや、SANにおいても統合・共通化で、柔軟な構成変更が可能だ。他の2つの要素に比べて、ストレージが一番立ち遅れている。これからはストレージは必要に応じてスケールアウトしていくことが大切なるのだ。さらにスケールアウトで拡大されたストレージ内をいかに最適化するかが今後のテーマとなっている。

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著者プロフィール

雨堤 政昭
EMC ジャパン株式会社
マーケティング本部

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