社名 : 日本テレマティーク
設立 : 1985年8月
所在地 : 本社:東京都渋谷区初台1-34-14 初台TNビル4階
URL : http://www.nti.co.jp/

IT事業本部 エンタープライズビジネス部
担当課長 大沼 善朗 氏
日本テレマティーク株式会社は、伊藤忠商事株式会社50%、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)50%の出資によるネットワーク&システムインテグレータです。
1985年の設立時は、旧日本電信電話公社のビジュアル通信サービス「プライベートキャプテン」や、テレホンカードを販売する事業からスタート。翌 1986年には、SUNのワークステーション販売、1987年にはソフトウエア開発事業を手がけるなどして事業内容を拡大してきました。
現在は、伊藤忠商事の海外展開力と、NTT東日本の高度な情報通信技術を背景に、「提案型ソリューションサプライヤ」として、システムコンサルテーションから機器導入、ネットワークシステムの設計と開発、アプリケーションの構築・保守に至るまで、トータルなかたちでソリューションを提供しています。
同社IT事業本部エンタープライズビジネス部では、基幹系通信システム、ソフトウエアの開発、構築、保守を手がけています。近年は、Web・オープン系のシステムや、セキュリティソリューションの開発に取り組むなど、事業領域の拡大にも積極的です。
同事業本部では、新規ビジネスの一環として、2006年より仮想化ソリューションの開発に着手。2006年4月にはVMware社とVIPエンタープライズパートナー契約を結びました。パートナーとして、サーバ向け仮想化ソフトウエア「VMware ESX Server」の評価・検証を実行するにあたり、データ保存用のストレージとしてCLARiX AX150iを導入しました。今では3台の物理サーバで「VMware ESX Server」が稼働中。各サーバをiSCSI経由でCLARiX AX150iに接続し、共用データを管理しています。
IT事業本部エンタープライズビジネス部担当課長の大沼善朗氏は、「VMwareそのものは、以前からユーザーとして社内で活用していました。しかし正式にVMware認定パートナーとして活動するにあたり、評価・検証環境が必要となったため、共有ストレージの導入を検討することになりました」と、当時の状況を振り返ります。共有ストレージについては、まず第一段階でFC環境とiSCSI環境のどちらを採用するかが議論となったそうです。
「過去の実績で考えると、FCに分がありました。しかし、数年後にはほとんどのネットワークがIP化されるであろうことを考えると、これからはiSCSIが主流になるであろうという結論に至りました」と、大沼氏。
そこで同事業本部では、仮想サーバが動く環境を動的に入れ替えるVMwareのVMotionを使うため、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)に対応するiSCSIタイプのストレージの導入を決めました。そうなると、iSCSI対応のストレージ製品自体が少ないため、必然的に選択肢は絞られてきます。その中で、VMwareの親会社であるEMCが浮上したのです。「VMwareとの相性や安全性を考えると、信頼度でEMCに勝るメーカーはない」(大沼氏)と確信し、機器の選定を始めました。。
代理店を通じEMCのストレージ製品を検討するうち、CLARiXシリーズが有力候補として浮上し、AX150iのリリースとほぼ同時の2006年8月前後に導入が決まりました。
「CLARiX AX150iを選定した最大の理由は、コストパフォーマンスです。当社で導入したAX150iはシングルポートタイプで、ディスク容量は250GB×3の構成ですが、価格はトータルで100万円を切りました。
これは、できれば低価格で導入したいという私たちの希望にマッチしていました」と、大沼氏は話しています。
導入はスムーズに進みました。「初期設定時も、ほとんどマニュアルを見ることがありませんでした。導入後も、わからないことがあったとき、たまにマニュアルを見る程度です。Web画面からのオペレートも使いやすいと思います」(大沼氏)と、導入の手軽さや、使い勝手の面でも満足している様子です。
「トラブルといえば、導入初期に3台のディスクのうち1台が初期不良で壊れたことがありました。でも翌日には代理店経由で新しいディスクが届き、業務に支障をきたすことは全くありませんでした。以後、1年半以上たちますが、大きなトラブルは起きていません。RAID5構成ですから、1台のディスクにトラブルがあったとしても、全体が止まることがないので安心しています。使う立場からすると、RAID5も含めてCLARiX AX150iの安定性は魅力的です」と、大沼氏。
今後は、検証・開発環境の共有ストレージとして、CLARiX AX150iを継続利用すると同時に、ディスク容量の増強を検討しているそうです。
「現バージョンでのVMware検証は終了しました。当社がシステム開発を請け負い、保守やサポートを担当しているお客様の中には、個別のサーバ環境で運用しているケースが多々あります。今後は、VMwareとCLARiX AX150iを合わせたシステムの導入をお客様に提案することで、当社のビジネス拡大に結びつけていきたいと考えています」とは大沼氏の将来の展望です。
また、同事業本部担当部長三浦則宏氏は、「お客様へのセキュリティソリューションとして、仮想化によるシンクライアントシステムをご提案しています。営業、開発、事務あるいは社内、社外からのモバイルアクセスといった、様々な端末環境をシンクライアント化するには、仮想化によるクライアント集約が最適と考えています。グリーンITにも貢献できるのではないでしょうか。ストレージの仮想化も同時にご提案していくため、CLARiXの上位モデルの検証も計画しています」と、CLARiXシリーズのさらなる活用プランを描いています。

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