株式会社 アイアイジェイテクノロジー 様 - データセンター管理 | EMCジャパン | Tech Community

「情報管理の処方箋」を適用いただき、大きな成果をあげられているお客様の事例をご紹介いたします

会社情報

社名 : 株式会社 アイアイジェイテクノロジー
設立 : 1996年11月26日
資本金 : 2,358百万円
所在地 : 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
URL : http://www.iij-tech.co.jp/

企業におけるシステムのあり方が、"持つもの"から"使うもの"へと大きく変わってきている。こうしたニーズの変化に対し、アイアイジェイテクノロジーは単純にシステムのアウトソースを請け負うのではなく、システム構築から運用管理までを担う「IBPS」というサービスを提供している。IBPSでは、必要に応じて必要なリソースを提供可能なオンデマンド・サービスを実現。そのための安定したストレージ環境を支えているのが、EMCのソリューションである。

必要に応じて必要なリソースを提供可能なオンデマンド・サービスの提供

アイアイジェイテクノロジー IBPS本部のみなさん

日本の商用サービス・プロバイダの先駆者であるIIJ(インターネットイニシアティブ)グループの中で、先進的なシステム構築を手がけるアイアイジェイテクノロジー(以下、IIJ-Tech)。その役割を、IIJ-Tech IBPS本部本部長の立久井正和氏は、次のように語る。
「IBPSのコンセプトは、システムの構築や運用において、共通化できるところを部品化(コンポーネント化)し、共通サービスとして提供するところにあります。ただし、共通サービスだけですべてはカバーできませんから、はみ出した部分をインテグレーションすることで、お客様が必要とされるものを提供してきました。もちろん、共通サービスの強化も進めており、提供できる範囲はどんどん拡大してきています」(立久井氏)

パイオニアとして取り組んだ先進的ソリューション

アイアイジェイテクノロジー IBPS本部 本部長 立久井正和 氏
IBPS本部 本部長 立久井正和 氏

2000年、日本でのデータセンター・ビジネスではコロケーション(場所貸し)が主だった当時、IIJ-Techは米国で主流となっていたSSP(ストレージ・サービス・プロバイダ)ビジネスを他社に先駆けて開始した。ストレージ、ネットワーク、システム運用などの全体的サービスを提供している「iBPS(Internet Business Process ing Service)」である。
IIJ-TechはSSPサービスのスタート時から、「EMC Symmetrix」「EMC Celerra」「EMC Connectrix」「EMC TimeFinder」「EMC PowerPath」を採用している。これは同サービスを支えるオンライン・バックアップやディスク・バックアップからの迅速なリストア、複数世代のバックアップ・イメージ管理、パフォーマンス管理などの高い付加価値サービスを提供するためには、実績や信頼性などが不可欠との判断によるものである。
そして、IIJ-Techが実施したその後の2回のシステム刷新においても、「Symmetrix」を始めとするEMCのソリューションが導入され、現在まで継続して利用されてきている。
「EMCの製品は2000年から使っていますが、ストレージ自体が原因でサービスが停止したという経験はないですね。2000年から7年間停止なしですから、信頼性をきっちり実装されている、という印象を持っています」と、IIJ-Tech IBPS本部サービス技術部コンポーネント技術グループマネージャの川本信博氏が評価するように、EMC製品の採用理由にはその高い信頼性が大きく寄与している。

iBPSからIBPSへ

アイアイジェイテクノロジー  IBPSのサービスアーキテクスチャ

2002年、顧客のニーズの変化に対応してiBPSは、IBPSへと進化する。その経緯を立久井氏はこう語る。
「昔はインターネット向けのシステムも企業内のシステムも、自社内で抱えていました。それがインターネットの普及期に入ると、データセンターにおいてインターネット向けのシステムを預けることが一般的になりました。これに対応したのが最初のiBPSです。そのため、このサービスはインターネット向けのシステムをターゲットとしており、実はシステムのアーキテクチャもそれに最適化したものでした」
ところが、インターネット向けシステムのアウトソースが一般的になっていく過程で、システムに関する企業の考え方が、データセンター中心に変わってくる。
「ネットワーク側にシステムを置くことの良さを、多くの企業が気づいてきました。最初は、インターネット向けのWebサイトだから自社内に置く必要はないという感覚でアウトソースしたと思いますが、ネットワークの接続や変更、それにシステム運用も楽だし、すべて任せられるので意外といいじゃないかと」(立久井氏)
こうした背景により、システムが社内にあってネットワークにつながっているよりも、ネットワーク側にシステムがあった方が便利だということが理解されてくる。これにより、システムに対するユーザ企業側の意識も変わってきた。
「昔のイメージだと、東京本社がネットワークの中心であり、システムの中心でした。今は、データセンターが中心にあって、本社も支社もネットワークを経由してつながっています。いわゆるデータセンターを中心としたシステム構築のアプローチですね。世の中の流れは、システムがどこにあるのか、どんなものを使っているのか、ということよりも、どういうサービスなのか、何ができるのか、という方向にあります」(立久井氏)
この変化に対応するべく、IIJ-Tech は2002年に最初のシステム・アーキテクチャの刷新を実施し、iBPSの最初の小文字i:internetを大文字のI: Integratedとして、「IBPS(Integra tion & Business Platform Service)」に変えた。具体的には、インターネットをターゲットとしていたシステム・アーキテクチャを、エンタープライズ分野でも対応可能な汎用的で信頼性の高い環境を構築するために、ストレージ・サービスおよびネットワーク・サービスの大規模なリプレースを実施した。このときも信頼性や拡張性などを考慮し、IIJ-Techは「Symmetrix」を始めとするEMCのソリューションを採用している。
こうした投資の成果は、確実に表れてきている。
「お客様の業種やシステムの種類も、現在は多種多様です。業種では、金融業、官公庁を始め、流通業や製造業などもありますが、最近多いのは情報サービス産業ですね。情報サービス産業といってもITシステム系の企業ではなく、インターネット上で情報(コンテンツ)を扱う企業が増えてきています」(立久井氏)

2回目の大規模リプレースでより柔軟なサービス提供へ

アイアイジェイテクノロジー IBPS本部 サービス技術部 コンポーネント技術グループ マネージャ 川本信博氏
BPS本部 サービス技術部
コンポーネント技術グループ
マネージャ 川本信博 氏

より汎用的へと大きく進化したIBPS だが、2006年からは2回目となる大規模なリプレースに取り組むことになる。その理由は、さらなる拡張が必要とされたためだ。データセンターそのものの規模がだんだん大きくなってきて、以前は、同一のフロアの中にサービス設備が設置され、ユーザ企業のシステムが置かれているというケースがほとんどだったが、次第にスペース不足になり、それによるさまざまな影響が出始めていた。
システムの設計を担当した川本氏は、次のように当時を振り返る。
「さまざまなシステムに対して、ソリューションも、サーバも、ストレージも、ネットワークも、いろんなリソースを提供しますよ、というのがIBPS におけるリソース系のサービスの基本的な考え方です。お客様からすると、いつでも好きなときに好きなリソースが好きなだけ使えるというのがIBPSを利用するメリットです。ところが、需要が大きく拡大したことから、フロアのスペースが埋まり、他のフロアにも余裕がなくなってきて、ついには他のビルにストレージ装置やSANスイッチを置く必要が出てきました。そうすると、フロア間の工事だと1~2週間で済むのが、ビル間のケーブル敷設工事から始めなければならないので、準備期間が1.5~3か月ほどかかってしまう。それでは、システム構築の全体スケジュールにあわないケースも出てきます。これを防ぐためにも、ネットワークを抜本的に見直す必要がありました」
そこで、IIJ-Techは3種類のネットワークを構築。1つは、Ethernetのネットワーク、もう1つはIPルーティングのネットワーク、そして、もう1つはSANのネットワークである。IIJ-Tech ではこのネットワークを「サービスデリバリネットワーク」と呼んでいる。
これらにより、ストレージやサーバ、そしてネットワーク機器といった機能のサービスを、ビル間のケーブル敷設などを意識することなく、オンデマンドでリソースを提供できる環境が整った。また、サービスデリバリネットワークでは、リソースプールの最適化やお客様システムとのセキュアかつ効率的な接続を実現している。

さらなる柔軟な環境を求めIBPSの進化は限りなく続く

アイアイジェイテクノロジー IBPS本部 サービス技術部 コンポーネント技術グループ テクニカルコンサルタント 菊地孝浩氏
IBPS本部 サービス技術部
コンポーネント技術グループ
テクニカルコンサルタント 菊地孝浩氏

IIJ-Techは、今回のリプレースを機に、ストレージ管理ソフトウェアの「EMC ControlCenter」を導入した。そのねらいをIIJ-Tech IBPS本部サービス技術部コンポーネント技術グループテクニカルコンサルタントの菊地孝浩氏はこう語る。
「ネットワークは複雑化し続け、ストレージも複雑化しています。そうした環境の管理負荷を軽減するツールは必須です。ストレージ以外でも、リソース管理を視覚化するようなツールを作るなど、視覚的に確認できるということが運用管理にとって非常に重要になってきています。もちろん、なかにはコマンドラインに慣れた人もいますから、今まで培ってきたコマンドライン・ベースの管理と、ビジュアルな管理をうまく使い分けていこうと思っています」
より柔軟なサービスを提供できる環境を実装し、さらには運用管理のための環境も充実させた。しかし、IBPSの進化は留まることを知らない。今後の展望について、立久井氏は次のように語る。
「今回のリプレースが必要とされた背景のところで、データセンターが大きくなって、フロアをまたがったり、別のビルにあったり、という話をしましたが、ゆくゆくは我々のデータセンター以外でもサービスを提供できるようにしたいと考えています。大手のお客様では自前のデータセンターを持っていたりしますので、そういう場合でも、当社のサービスを提供できるようにしたいのです」
システムが必要とするコンポーネントが、あらゆる環境において、好きなときに好きなように入れ替えられるシステムにする。それを実現するために、IIJTechは今後もIBPSを進化させていく。

構成概略図

アイアイジェイテクノロジー  システム構成図

関連する製品

Symmetrix DMXファミリ ~ エンタープライズ・ネットワーク・ストレージ・システム

その他関連コンテンツ

仮想化されたインフラストラクチャ  :  情勢の変化に強く柔軟な対応が可能なITインフラを構築
ベスト・プラクティス紹介  :  EMC CLARiXの高可用性(HA)構成のベストプラクティス
テクニカル・ホワイトペーパー | 高度なテクノロジー  :  フラッシュ・ドライブを使用したEMC Symmetrix DMX-4の超高性能階層0
ストレージ統合  :  株式会社 日本医療データセンター 様
アプリケーション統合・連携  :  肥大化するDBの最適なデータ管理手法とは?
ベスト・プラクティス紹介  :  EMC / Oracle ILM ソリューション検証
ストレージ統合  :  富士重工業株式会社 様 スバルシステムサービス株式会社 様
ストレージ統合  :  株式会社 日テレITプロデュース 様
ストレージ統合  :  宇宙航空研究開発機構 様
ストレージ統合  :  株式会社 セガ 様
構築実践ガイド  :  内蔵ディスク装置システムからSAN(Storage Area Network)及び、NAS(Network Attached Storage)へ
構築実践ガイド  :  SAN (Storage Area Network) 構築実践ガイド ~その1 : SAN構築 ~
構築実践ガイド  :  SAN (Storage Area Network) 構築実践ガイド ~その2 : SAN冗長構成とSANブート ~
構築実践ガイド  :  SAN (Storage Area Network) 構築実践ガイド ~その3 : ローカル・レプリケーションの運用 ~
ストレージ統合  :  弘前大学 総合情報処理センター 様
構築実践ガイド  :  NAS構築実践ガイド ~ その1 : NAS の基本とその機能 ~
構築実践ガイド  :  NAS構築実践ガイド ~ その2 : NASのさまざまな活用法 ~
ストレージ統合  :  Windows部門サーバ統合による情報漏えい対策
構築実践ガイド  :  NAS構築実践ガイド ~ その3 : Celerra による、IP-SAN の構築とVMware環境への適用 ~

PDF版のダウンロード

EMC広報誌 Onマガジン 2008 Vol.1

無償トライアルサイトのご紹介

【30日お試し利用】Documentum IRM とeRoom 無償トライアルサイト

おすすめコンテンツ

おすすめコンテンツ

おすすめセミナー

おすすめセミナー

メールニュースのお申し込み

メールニュースのお申し込み

the green grid member

みんなで止めよう温暖化 チーム・マイナス6%