社名 : 株式会社 日本医療データセンター
設立 : 2002年1月31日
資本金 : 390,881,250円 (2007年12月現在)
本社所在地 : 東京都千代田区麹町3丁目1番地 麹町311ビル2F
URL : http://www.jmdc.co.jp/
2002年に設立された日本医療データセンターは、診療報酬明細書(レセプト)から商用の医療データベースを創った日本で最初の会社です。
具体的には、レセプトに含まれる情報を独自技術により個人情報を識別できないデータに変換し、時系列に解析・分析などの活用が可能なデータベースを実現しています。
現在このデータベースから抽出された様々な製品を保険者、医療関係者、製薬会社に提供しています。
執行取締役 システム本部 本部長の葛西善憲さんによると
「全国で1ヶ月に発行されるレセプトは1億件超と言われています。その中から、月間数十万件、延べ数百万件のレセプトをデータベースに蓄積しています。
このデータを医療関係者に提供し、保健・医療の発展や人々の健康増進に役に立てるのが当社の狙いです。
例えば、あるパターンの病歴を持つ人が次にかかりやすい病気を、予測することができれば、あらかじめ対策ができ、予防が可能となります。結果的には医療費を適正化し利用者の負担を軽くすることもできます。
このほか公衆衛生、疫学、臨床医学など多くの研究機関や製薬企業などにデータを活用頂いております」
データを運用する上で、細心の注意を払うことがあるそうです。
「我々がレセプトからデータベースを作り、さらに活用するにあたり解決すべき最大の問題は個人情報の保護です。レセプトに含まれる情報を独自技術である"不可逆的匿名化技術"により個人情報を識別できないデータに変換し、データベースに格納します。
また、この技術により個人情報を持たないデータベースでありながら、同一患者の時系列分析が可能です。
膨大なレセプトデータは、外部のデータセンターに蓄積しています。そのデータの活用ノウハウである、各種社内文書(設計書、提案書、顧客からの依頼書、マニュアル等)は、社内のファイルサーバーで運用していたそうです。
「ファイルサーバーが5台にも増えたので日々のバックアップ、リストア作業が面倒になっていました。そこで、ストレージと、サーバーを統合し、簡単にバックアップ、リストアを行う方法を思案したのです。さらには、バックアップ、リストア時のダウンタイムが無くすることも目的でした」
葛西さんは以前、大手SI企業でデータセンター室長を務めていたそうです。
「EMCのストレージ製品は高品質ですが、高価だと感じていました。しかしAX100iが登場したことで、印象が変わったのです。これなら導入できる価格帯なので購入に踏み切りました」
250GBのディスクを12本導入し、4つの仮想イメージを作りファイルサーバー用、開発用、バックアップ用、予備用にしているとのこと。
また、電源は2系統、UPSも採用して万全な体制をとっているそうです。
「魅力的と感じたソリューションのひとつはスナップショットの機能ですね。これでバックアップが楽になりました。運用中でもそのまま、イメージを作成できるのでとても便利ですね」
スナップショットは運用中でも、ある時点のディスクイメージを取り、本番機に影響を与えずバックアップができるものです。
「エラーが起きると担当者にメールが届いたりするのもいいですね。また運用中でも仮想ディスクの容量を増やせるもの魅力です」
またiSCSIなので、安価に運用できることも魅力だとのこと。
「ファイバ・チャネルで、構成するのは予算的に手が出なかったです。その上iSCSI
なら高度な知識がなくても社内で運用できます。システム構築や、運用を外部の業者に任せると、さらにコストがかかることを考えると、とてもありがたいですね」
AX100iを導入して1年、特にトラブルは無いそうです。
「毎日のバックアップが無くなり、システムの管理が楽になりましたね」
EMCの様々なソリューションを使い、現在はテープにバックアップを取っていないそうです。
「スナップショットやRAIDなど、何重にも対策が行えるので、テープでの運用は行わなくて良いだろうと判断しました。
また、5台あったサーバーは仮想サーバーを採用することで統合しました。その結果、現在はAX100iのストレージ上に3台の仮想ディスクとして運用しています」
次は個人のPCのバックアップが行えるようにする予定とのこと
「会社の体力がついてきたら、災害時の対策として、データを遠隔地にレプリケーションさせるソリューションも行いたいです」
人々の健康を支える医療データ。私たちの健康も日本医療データセンターに支えられているのでしょう。

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