学校名 : 徳島文理大学
設立 : 1895年
所在地 : 徳島キャンパス:徳島市山城町西浜傍示180
URL : http://www.bunri-u.ac.jp/
徳島文理大学は、徳島市に本部を置く私立大学です。同大学は明治28年(1895)、村崎学園の創立者である村崎サイが、「女性の自立」を唱えて設立した私立裁縫専修学校が母体で、「自立協同」を建学の精神としています。昭和47年(1972)に現在の「徳島文理大学」へ改称し、今では薬学部、音楽学部、保健福祉学部、工学部、文学部など9学部25学科を持ち、徳島と香川の2カ所にキャンパスがあります。学生数は約5,400名と、西日本エリアでも有数の総合大学として知られています。


人間生活学部メディアデザイン学科 准教授
情報センター 副所長
篠原 靖典 氏情報センター
松田 和也 氏
徳島文理大学では2007年4月、キャンパスの情報化推進の一環として、オンラインの学生向けファイル保存サービスをスタートさせました。これにより、学生は1人につき250MBの領域が与えられ、好きなときにファイルを保存したりダウンロードしたりすることが可能になりました。つまり、PCとネット環境さえあれば、いつでもどこでも自由にファイルを使えるようになったのです。
このファイル保存サービスを導入する前は、学生が個人でUSBメモリーを購入し、各自ファイルを持ち歩いていました。
「USBメモリーを持ち歩くと、パソコンに差したまま忘れたり、自宅に置いてきたり、落としたりして紛失してしまうケースがよくあります。授業が始まる段階になって"メモリーがない"と大騒ぎになることもありました」と、情報センター副所長で人間生活学部メディアデザイン学科准教授の篠原靖典氏は当時の状況を振り返ります。
総合大学として文系・理系学部を擁する同大学では、学習方針として「文理スタンダード」を掲げており、すべての学生は卒業までに「情報」と「語学」を身に付けることが必須となっています。2007年1月には文理スタンダード実現の象徴として、情報ルームや語学センターなどを備えた「メディアセンター」が徳島キャンパス内にオープンしました。
このような状況のもと、3年前に学生向け情報サービスの充実を目的としたプロジェクトが立ち上がります。まず休講案内やレポートの提出機能などが盛り込まれたWeb情報サービスの本格導入が決まり、2007年1月から「学生ポータルサイト」の名前でスタートしました。アドミッションズ・オフィス主任の濱悟史氏によれば、「ファイル保存サービスも、様々な学生サービスの中の一つとして導入されたものです。学生はIDとパスワードを入力するだけで、サービスを利用できるようになっています」と説明しています。
そしてサービスの開始にあたり、ファイルの保存用ストレージとして選ばれたのがCLARiX AX150でした。
「ストレージの選定において重視したことは、まず第1に"高速である"こと。そして第2に、学生の大切なファイルを預かる性格上"バックアップが確実に取れる"ことでした」と話すのは、ストレージの選定から導入まで関わった情報センターの松田和也氏。ファイルの転送スピードを優先させた結果、ファイバ・チャネル型を選択。他社のストレージ3、4機種と、単体のNASなどを比較検討した結果、CLARiX AX150の導入を決めました。
「選定の最大のポイントは、バックアップがきちんと取れることと信頼性の高さでした。サーバルームが離れた場所にあるので、ハードウェアが故障した際にメールで知らせてくれる通知機能も魅力でした」と、松田氏。
現在、徳島と香川のそれぞれのキャンパスにCLARiX AX150を設置しています。ハードディスクを徳島キャンパスは6TB、香川キャンパスは3TBで構成し運用中です。
導入時のテストは2段階に分け、1回目は情報センター内でファイルの転送テストを行い、2回目は一部の学生に実際に使ってもらいながらチェックを重ねました。
「学生ポータルサイトとのアカウント連携がうまくいかなかった程度で、CLARiX AX150自体のトラブルはありませんでした」(濱氏)というように、導入はスムーズに進みました。
導入後は印刷物を配布するなどして、ファイル保存サービスが始まったことを発表。1年生には文理スタンダードの必修科目である「情報」の講義で使い方を教え、2年生以上に対しては情報系の授業やポータルサイトなどを通じて告知しました。
「サービスを利用している学生からは「家にいながらにしてファイルにアクセスできて便利」と好評です。また授業の際、50人以上の学生が一度にアクセスしても、ファイルの転送が遅くなることはありません。学生向けサービスとして十分活用されているようですね」と、篠原氏も満足の様子。
データのバックアップは、毎日午前3時から。AX150内のハードディスクを運用領域とバックアップ領域の2つの領域に分け、バックアップ領域に運用領域のデータをそっくりそのままコピーすることで、本番とまったく同じ環境が常に保たれるようにしています。
「導入して半年以上たちますが、ハードディスクの故障やトラブルなどは一切ありません。ただ、学生1人が扱うファイルの数が増えたり、大容量データを扱うようになると、250MBの容量では足りないという声が上がってくるのは確実です。今後は容量の増強について検討したいですね」と、松田氏は将来の展望を話しています。

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