会社名 : ニホンフラッシュ株式会社
設立 : 1964年9月
所在地 : 徳島県小松島市横須町5-26
URL : http://www.nfnf.co.jp/

総務部システム課
課長 笹井 和史 氏
ニホンフラッシュ株式会社は昭和39年(1964年)設立の内装ドアメーカーです。マンションの室内ドアをはじめ、化粧造作材、収納ユニットなどの受注から納品・回収までを手がけています。「完全受注生産」「多品種少量生産」のオーダーメイドが特長で、確かな技術力を活かし、サイズ、デザイン、色、素材などニーズの多様化に対応。オリジナル製品は大手ハウスメーカーやデベロッパー、ゼネコンを通じ、全国の分譲マンションを始めとする住宅に採用されています。
徳島県小松島市にある本社を中心に全国規模で営業展開しており、また海外、特に中国市場進出にも積極的で、2003年には現地工場(昆山、2006年には青島)も本格稼動させました。
ニホンフラッシュでは、オラクルの操作ログ保存用ストレージとして、2006年11月にCLARiX AX150iを導入しました。操作ログの管理サーバはVMware上に仮想サーバとして構築し、ログデータをCLARiX AX150iで管理しています。
「CLARiX AX150iの導入のきっかけは、内部統制やセキュリティ対策の一環としてオラクルの操作ログを取得する必要に迫られたからです。そして検討を重ねた結果、アシスト社のデータベース監視ツール『PISO』を導入する計画が持ち上がりました」と、総務部システム課課長の笹井和史氏は、当時の状況を振り返ります。
「PISO」とは、オラクルのメモリを監視し、SQL全文、アクセスしたユーザー、日時、行動をすべて記録するツールです。リアルタイムに不正アクセスを警告するほか、操作ログを追跡調査することで、不正検知が容易にできます。
PISOの導入にあたって同社のシステム課は、ログを保管するための大容量ストレージを探す必要に迫られます。ところがPISOの導入コストを考えると、ストレージにはあまり予算を割けません。ファイバ・ネットによる構築はコスト的なハードルが高く、必然的にiSCSIという選択しか残っていませんでした。「しかし当時、私はiSCSIをあまり信用していませんでした。当社のような規模の会社ですと、システム課が『これでいきます』と言えば、ほぼ間違いなく通ります。だからこそ責任は重大で、冒険して新しい技術を導入するよりも、安定性のある枯れた技術を選ぶ必要があるのです」と笹井氏。
iSCSIに対する不安がぬぐえない中、EMCのディストリビュータであるネットワールド社が主催するVMwareの新製品発表会に参加した笹井氏は、イサム塗料株式会社におけるユーザー事例発表を見る機会を得ました。
「うちと同じようなVMwareの環境で、iSCSIのCLARiX AX100iが動いていました。仮想化サーバを利用することでオーバーヘッド(仮想化に伴う負荷)は必ずあるはずなのに、それでもなおかつ動いているということは、安定性も高いはず。これなら当社でも使えるのではないだろうか」。笹井氏の中で「iSCSIでもいける」という自信が芽生え、さっそく iSCSIタイプのストレージの検討を始めました。
「CLARiXは競合製品と比べても半額程度の値段だったと思います。それに、VMwareの親会社であるEMCなら信頼性も高いだろうという考えもありました。私たちとしては、低価格でディスクの容量が多く、それなりのパフォーマンスが出るストレージであれば十分なので、まさにAX100iは条件に合致していました」。
機器の導入はスムーズに進みました。「VMware上に仮想OSを作り、マイクロソフトのイニシエーターを入れるだけで、すんなり動き出しました。ただ、英語のマニュアルをある程度は読みこなす必要がありましたが。実際に使ってみると、確かにファイバ・ネットよりスピードは遅いかもしれませんが、ログ管理において速さを求めることはありませんので、さして気にはなりません。初期段階のトラブルもなく、運用が始まってからここまで1年間、ディスクのエラーすらない状況です」と、満足の様子。
導入したCLARiX AX150iはディスク容量が1.5TBで、操作ログの保存領域として200GB×2=400GBを確保しています。そして300GB×2=600GBの領域は、社内システム開発時のテスト用ストレージとして活用しているそうです。さらに残りの領域は、給与システムをリプレースするためのテスト領域として、SQLサーバを導入し稼動させています。「CLARiXは、ディスク領域の確保が簡単で、iSCSIで手軽に接続ができるので、テスト環境としても重宝しています」(笹井氏)。
将来の展望として笹井氏は、「災害対策としてグループウエアのリカバリーにCLARiXの使用を検討中です。CLARiXのスナップショット機能でバックアップを作成し、レプリケーションサーバ経由で遠隔地の災害対策サーバにレプリケーションしてみたい」と語っています。
EMCに対する今後の要望としては、「システムに関わる人間としては、ファームウェアや関連ソフトのバージョンアップに関する詳しい情報やアナウンスが欲しいですね。バージョンを上げることで機能がどう変わるのか、既存システムにどの程度の影響を及ぼすのかを詳しく知りたいと思います」とのこと。「VMware環境を導入したいなら、CLARiXはオススメです。私個人も『御社ではVMware上でオラクルで動かしていますよね?』と質問を受ける機会が増えていまして、世間の関心も高いようです。VMwareはもちろんですが、データのバックアップに人手をかけず、できるだけ自動化したい企業にも役に立つストレージだと思います」と、笹井氏は話しています。

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