リーダーシップと革新性
テクノロジーの視点
Information Tail
The Information Tail
文:Mark Lewis
EMCコンテンツ管理/アーカイブ部門責任者

新しいメディア経済に関する最も信頼できる本として、Chris Andersonの『The Long Tail』が挙げられます。この本では、ITとインターネットが商取引や個人の購買行動をどのように変革するのかについて、簡潔で説得力のある説明がなされています。

私は、インターネットを介した購入、コミュニケーション、人とのつきあいが、最終的にはビジネスの運営方法に大きな影響を及ぼすと考えています。これまでITに関する技術革新は、ほとんどが内部から派生していました(たとえば、大企業が、消費者までカバーするテクノロジーを構築)。しかし、今、我々は技術革新の力を実質的に逆転させていると考えます。今や、外部から内部に対する技術革新モデルに移行しているのは明らかです。このモデルでは、ほとんどではないにせよ、多くの技術革新が、端の部分から始まっています。最も革新的なテクノロジーが、まず家庭の消費者レベルで使用されています。例えば、購入したい曲を特定できない場合でも、使いやすいツールが存在するため、特定のスキルを持つ社内の誰かを見つけるのではなく、自分で検索することができます。また、プロジェクトで必要な重要データを見つける場合も同様です。

では、Pandoraを見てみましょう。Pandoraにアーティストの名前や曲名を提供すると、カスタマイズされた「ラジオ局」として利用することが可能になります。私のお気に入りのラジオ局は、コマーシャルとコマーシャルの間に5つの「ご機嫌な」曲のうち1曲を流すことだけができます。

音楽やビデオなどの需要に関する「ロング・テール」を考えた場合、企業やビジネスの情報や、データへのアクセスも、同様の曲線を描くことが考えられます。しかし現時点ではそうはなっていません。なぜでしょうか。私は、「ロング・テール」へのアクセスは、基本的に「情報中心」のITインフラストラクチャを構築して初めて可能になると考えています。しかし、ほとんどの大企業では、依然として「アプリケーション中心」のIT環境が構築されています。簡潔に言えば、現在のほとんどの大企業およびITシステムは、情報の観点では、従来と同じ方法で構築されているということです。

次の点について考えてみてください。大企業に勤務している場合、次の項目を実行できますか。

  • 自分の役割や好みに基づいて、カスタマイズされた社内情報ポータルを作成できる(または自動生成できる)
  • プロジェクトに関するヘルプ情報を会社のナレッジ・ベースまたはWikiで検索できる
  • スキルに関するリポジトリを検索し、プロジェクトのヘルプ情報を検索できる
  • 販売記録、フィードバック、外部市場に関する情報を結びつけ、お客様に関する統合された情報プロファイルを作成できる

今日、ほとんどの企業が、自社の情報やデータの一部分しか活用していないと考えられます。ほとんどが、『The Long Tail』で小売りについて説明している方法で情報を活用しています。つまり、上位10~20%の顧客にフォーカスしています。企業には、「コーポレート・アカウント」または「グローバル・アカウント」という小さなグループがあり、従来と同じビジネスを構築し、個人的な関係を維持するプロセスを設定します。

残り80%の顧客に対しても同じレベルの個別サービスを提供できる方法があったとしたらどうでしょうか。また、会社から従業員にも同様のサービスを提供できるとしたらどうでしょう。企業は、有効に活用できる情報という原材料をデータとして保持しています。情報を、今の束縛された状況から解放する必要があります。

視点
ブロガー
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Notes: