EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:諸星 俊男、URL: http://japan.emc.com/ )は、本日、VMware仮想化環境で、リソース管理の最適化やデータ保護の自動化などを実現する各種情報インフラ管理ソフトウェア製品群の提供を開始しました。これにより、これまで物理環境でのみ対応可能だったリソース管理の最適化やデータ保護の自動化が、仮想化環境を含めた幅広いITインフラに対応可能となりました。EMCジャパンでは、今後、仮想化環境における情報管理ソリューションをさらに強化していきます。
近年、仮想化技術は、企業のIT資産の有効活用や業務効率化に有効な技術として、市場が拡大しています。ストレージの分野でも、ストレージの利用効率やビジネス継続性の向上に貢献することから、利用が広がっています。一方、調査会社Enterprise Strategy Group(ESG)の調査によれば、仮想化環境において既存のITサービス・レベルを確実に維持するため、情報インフラ管理ツールの整備が多くの企業において課題となっています。
EMCジャパンでは、このような現状を背景に、仮想化市場で最大のシェアを誇るVMwareの仮想化技術を活用し、情報インフラ管理ソフトウェアの機能を強化、企業が仮想化環境を最大限活用できる情報インフラの構築・運用を支援します。
■ 今回発表したVMware環境対応の情報インフラ管理ソフトウェア製品群は次のとおりです。これらの製品群により、企業は、VMware仮想化環境における複雑なITインフラの管理を簡素化、ビジネス部門への迅速なサポートが可能になります。
1. 「EMC® Application Discovery Manager (ADM) 6.0」:
「ADM」は、情報インフラ内のアプリケーションを自動検出し、全てのアプリケーション、ストレージ、サーバ、IPネットワークなどのリソースおよび依存関係を特定するソフトウェアです。「ADM6.0」では、新たにアプリケーションをサポートする仮想マシンと、VMware環境内の物理的なITインフラストラクチャ間の依存関係も特定可能になりました。
「ControlCenter」は、大規模で複雑な物理インフラストラクチャや仮想インフラストラクチャにおける検出、監視、レポート作成、プランニング、プロビジョニングなどのタスクを効率化および自動化できる、SRM(ストレージ・リソース管理)ソフトウェアです。「ControlCenter 6.1」では、VMwareとシン・プロビジョニング・ストレージ環境におけるエンド・ツー・エンドの可視性と管理も可能になりました。具体的には、「『EMC Symmetrix®』仮想プロビジョニング」に関するサポートが追加されたほか、仮想プロビジョニングを実行したストレージに関する機能も拡充しました。
「Replication Manager 」は、単一の管理コンソールを使用し、データ・レプリケーション・プロセス全体を調整するデータ保護ソフトウェアです。今回発表した最新バージョン「Replication Manager 5.1」では、複製された情報の管理と、物理および仮想環境での完全なリカバリを行うことが可能になりました。これにより、企業はVMware環境でのバックアップとリカバリを、瞬時に、シンプルな操作で実行可能となりました。
■ 仮想環境のIT管理の課題調査:
調査会社Enterprise Strategy Group( ESG )の「仮想環境のIT管理に特化した調査結果」によれば、多くの企業が、物理要素と仮想要素の両方を含んだIT環境の管理に伴う課題に対応する準備ができていないと感じているという結果が出ています。
この調査は、150名以上のITビジネス・プロフェッショナルを対象とし、2008年9月に完了したものです。調査結果によれば、仮想化テクノロジーの使用について、高いレベルの迅速性および効率性をビジネスにもたらすことができるようになる一方、現在の管理ツールで既存のITサービス・レベルを「確実に」維持できると答えた回答者は24%にとどまりました。一方で、VMware環境向けの特殊な管理ツールを使用している回答者の場合、ITサービス・レベルを「確実に」維持できると回答したのは、ツールを使用していない場合の2倍以上に達しています。
また、約48%の回答者が、本番環境での最大の課題を、サーバ仮想環境内の根本原因となる問題の特定と答えています。VMware環境の管理における主な課題は、物理インフラストラクチャ(サーバ、アプリケーションなど)への仮想マシンのマッピング、ストレージの管理、仮想セキュリティ、アプリケーションのパフォーマンス監視が挙げられます。
調査ではさらに、約60%の回答者が、今後12ヵ月の間にVMwareと共にストレージ仮想化テクノロジーを導入する予定であることが判明しています。こうしたストレージ・テクノロジーの主なものとして、ブロック・ベースの仮想化とシン・プロビジョニング(38%)が挙げられ、仮想SANおよびファイル・ストレージの仮想化がこれに続きます。
EMCジャパンは、あらゆる規模の顧客が、競争優位に立ち、情報からさらなる価値を創出することを可能にするために、情報インフラストラクチャ・テクノロジーとソリューションを開発、提供する世界のリーディング・カンパニーであるEMCコーポレーションの日本法人です。EMCの製品やサービスに関する情報については、以下のWebサイトをご参照ください。
http://japan.emc.com
EMCジャパン株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション部
広報マネージャ 武村綾 Tel: 03-5308-8888 (代表)/ 03-5308-8867(直通)
E-mail: japanpr@emc.com
EMC、ControlCenter、およびSymmetrixは、米国EMCコーポレーションの登録商標または、商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
VMware環境向けEMC管理ソフトウェア製品群の詳細
1. 「EMC Application Discovery Manager (ADM) 6.0」:
「ADM6.0」は、情報インフラ内のビジネス向けアプリケーションを自動検出し、アプリケーション、アプリケーションの要素/サービス、アプリケーションをサポートする仮想マシン、およびVMware環境内の物理的なITインフラストラクチャ間の依存関係を特定するソフトウェアです。企業のIT部門は、こうしたアプリケーションの関係を把握することで、ビジネスに関するサービス・レベルのサポートが可能になります。このソフトウェアは、VMware VIソフトウェア開発者キットと共通情報モデルAPIを利用します。 「ADM6.0」で重要となるのが、vSwitchでのアプリケーション・トラフィックを受動的に管理する「パケット・スニーフィング」機能です。これにより、仮想マシンのトラフィックと関係を把握できるようになります。「パケット・スニーフィング」機能が存在しない場合、物理環境ではこうしたトラフィックや関係を確認することができません。しかし、このソフトウェアを活用することで、ビジネス・アプリケーション・サービスの提供において仮想マシン相互の依存関係を確立します。さらに、「VMware Site Recovery Manager」および「VMware Consolidated Backup」向けのデータ保護および災害復旧計画の構築にも使用可能です。 シン・プロビジョニングが実行されたストレージを管理対象にすることができるソフトウェアで、仮想インフラストラクチャの管理における優位性をさらに広げます。「ControlCenter 6.1」は、VMwareとシン・プロビジョニング・ストレージ環境においてエンド・ツー・エンドの可視性と管理を実現する、業界で最も包括的なSRM(ストレージ・リソース管理)スイートを提供します。 「ControlCenter 6.1」は、「『EMC Symmetrix』仮想プロビジョニング」(シン・プロビジョニングをエンタープライズ・クラスで実装するソリューション)に関するサポートを提供します。VMwareと「Symmetrix仮想プロビジョニング」は、共通する戦略上のメリット(リソース使用率の向上、迅速かつシンプルなプロビジョニング、プール化されたリソース間でのロード・バランシングの自動化)をもたらします。「ControlCenter 6.1」は、ハイエンド・ストレージ「EMC Symmetrix DMX-4」および「Symmetrix DMX-3」を使用している顧客に、効果的な管理の実行に必要なツールにより、テクノロジーを組み合わせて導入するメリットを提供します。 また、「ControlCenter 6.1」は、顧客に、シン・デバイス(シン・プロビジョニングを実行したストレージ)およびプールの作成、物理デバイスと「VMware ESX Server」へのシン・デバイスのプロビジョニング、仮想ゲスト/ESXサーバ向けのシン・デバイスおよびプールの容量消費量の管理、仮想ゲストからシン・プールおよびデータ・デバイスに至るまでのエンド・ツー・エンドの関係とトポロジーの視覚的な特定、物理/仮想リソースのステータスの監視とパフォーマンス/可用性に関する問題のトラブルシューティングを提供します。 最新バージョン「Replication Manager 5.1」では、コピーの管理、物理および仮想環境の両方の完全なリカバリを、単一のコンソールから行います。EMCのデータ保護ソウトウエアは、VMware仮想マシン・レベルで統合アレイ・レプリカを提供し、「VMware ESX Server」およびVirtual Center APIと統合することによって、仮想マシンとの整合性を確保します。これにより、仮想マシンのファイル・システム(VMFS)レプリカ管理を簡素化します。これは、EMCのアレイ・ベースのスナップショットおよびクローン技術によって、ほぼ瞬時に、仮想マシンと整合性のとれたVMFSのバックアップとリカバリを提供することで可能にします。 新しい機能では、「VMware VMFS」との直接統合に使用でき、VMFSレベルの瞬時のバックアップおよび仮想マシン・レベルのリストアを提供します。VMFSレプリカの自動化およびスケジュール化は、解かり易くて使い易いウィザードと、ポインターを合わせてクリックするだけのユーザー・インターフェースによってより簡単に行えるようになりました。企業は、「Replication Manager」で作成したレプリカを、VMwareの管理ソフトウェア「VirtualCenter」を通して単一仮想マシン・レベルのリストアに活用することができます。
ご参考
